北海道米の将来を担う。 北海道米の将来を担う。

ゆめぴりか
開発秘話

他府県を下回る味から
「やっかいどう米」と言われ続けた北海道米。
逆境の中、美味しい米づくりを諦めなかった人々が、
最高峰に辿り着くまでのヒストリー。

挑

「北海道で米はつくれない。」
マイナスからスタートした
米づくりの新たな挑戦。

寒冷の気候は稲作に不向きとして、長年米づくりに苦戦を強いられてきた北海道。やっとの思いで作り上げた米も、他府県に劣る味から「やっかいどう米」などと揶揄されることも。その悔しさをバネに数々の努力を重ね、今では日本トップクラスの米どころとして成長。きらら397を皮切りに美味しいお米の開発が進み、「北海道米は美味しい」というイメージを確立しました。
お米づくりを諦めず、何度も挑み続けた北海道。道内の食率も高まってきた頃、お米に関わる人々の悲願でもある「日本一美味しいお米を作る」という新たな挑戦をはじめることに。1997年、のちの「ゆめぴりか」となるお米の開発の幕開けです。

継

選ばれるのは150万株のうちたったの1株。
品種開発の長い道のりと
受け継がれる研究者の思い。

「ゆめぴりか」が誕生したのは北海道上川農業試験場。ここに全道各地から研究者が集まり、いよいよ品種開発がスタートします。試験場には約15万体の交配した検体が植えられ、約10年かけて「食味」「収量」「耐冷性」の観点から優良なものを絞り込んでいきます。その確率はなんと150万分の1。厳しいサバイバルレースを勝ち残ったものだけが、はじめて品種として認められます。この長く厳しい戦いの裏には、研究者たちの気の遠くなるような地道な作業が。10年の間、彼らを支えていたのは研究者から研究者へと受け継がれた「おいしいお米をつくりたい」という思い。そしてその思いは研究者から生産者へしっかりと受け継がれ、今日のおいしい「ゆめぴりか」は生まれたのです。

希

美味しさという才能に見いだす希望。
研究員の決断が、
北海道米の歴史を大きく変える。

研究を重ねる中で、抜群の食味を持つ検体を見つけます。それは耐冷性にも優れ、理想としているお米に近いものでした。「これはいけるかもしれない」。研究員たちが希望を見いだしたのもつかの間、4年目の検査で収量の観点からまさかの落第。やっと見つけたと思った理想のお米。捨てがたいほどの美味しさを諦められず、その種子を絶やさぬよう育て続けました。この決断が、今の北海道米の歴史を大きく変えることになるのです。それから4年後の2004年。食味の最高位「特A」級の品種を開発する要請を受けた研究員たちは、保存していた「ゆめぴりか」の再試験に挑みます。すると見事合格。その後も何度もその味を検証し、晴れて「上育458号」が誕生。これが後の「ゆめぴりか」となる品種です。どのお米にも負けない美味しさという圧倒的な才能が、研究員たちの背を押し、そして北海道米のブランドをさらに高める希望となりました。

誇

米づくりの技術の集大成。
日本に誇れる
北海道米の最高峰が遂に誕生。

1997年の開発から約10年。これまでにない味わいを持つ北海道米が遂に誕生しました。しかしいよいよ全国デビューという2009年、大規模な冷害に見舞われ不作に。その経験を生かし、冷害対策を強化し改めて米づくりの管理体制を徹底することに。そして2011年、満を持して「ゆめぴりか」がデビューしました。その名は瞬く間に全国へ広がり、美味しくなったと言われていた今までの北海道米を超えるひと味違う美味しさに注目が集まりました。数々の苦難を乗り越え、挑戦を続けてきた北海道の米づくり。その集大成ともいえる「ゆめぴりか」は北海道の米づくりに関わる人々が誇る最高峰のお米です。そんな「ゆめぴりか」は誕生から10周年。これからもその味を極め、進化を続けていきます。